観光情報−水戸八景
水戸八景とは,水戸徳川家第9代藩主斉昭公が,天保4年(1833)に領内を巡視し8つの景勝地を選定したものです。
八景設定の大きな目的は,藩内の子弟に八景巡りをすすめて,自然鑑賞と健脚鍛錬を図ることにあったのです。当時の流行語を用いれば,正に「文武両道の修練」に資せられたもので,公の深慮の程には全く感嘆してしまいます。

1 青柳夜雨(あおやぎのやう)・・・水戸市青柳町
  和歌:夜雨に小舟くだせば夏陰の 柳を渡る風の涼しさ
2 山寺晩鐘(やまでらのばんしょう)・・・常陸太田市稲木町
  和歌:つくづくと聞くにつけても山寺の 霜夜の鐘の音ぞ淋しき
3 太田落雁(おおたのらくがん)・・・常陸太田市栄町
  和歌:さして行く越路の雁の越えかねて 太田の面にしばしやすらう
4 村松晴嵐(むらまつのせいらん)・・・東海村村松虚空蔵尊
  和歌:真砂地に雪の波かと見るまでに 塩霧晴れて吹く嵐かな
5 水門帰帆(みなとのきはん)・・・ひたちなか市和田町
  和歌:雲のさかいしれぬ沖に真帆上げて みなとの方によするつり舟
6 巌船夕照(いわふねのせきしょう)・・・大洗町祝町
  和歌:筑波山あなたはくれて岩船に 日影ぞ残る岸のもみじ葉
7 広浦秋月(ひろうらのしゅうげつ)・・・茨城町下石崎涸沼湖畔
  和歌:大空の影を映して広浦の 波間をわたる月ぞさやけき
8 仙湖暮雪(せんこのぼせつ)・・・水戸市常磐町仙波湖畔
  和歌:千重の波よりてはつづく山々を こすかとぞみる雪の夕ぐれ

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